化成肥料って何?


■化成肥料の位置づけ

肥料を分類すると無機質肥料(化学肥料)と有機質肥料に分かれます。そして無機質肥料は単肥(チッソ、リン酸、カリのうち一つの成分を含んだ肥料)と複合肥料(チッソ、リン酸、カリのうち2成分以上を含んだ肥料)とに分かれます。化成肥料は無機質肥料の中の複合肥料の一つです

分類



■化成肥料とは

化成肥料は自然界に存在するリン鉱石やカリ鉱石などから作られます。化成肥料とは肥料のひと粒ひと粒の中にチッソ、リン酸、カリの3成分のうち、2成分以上を含む肥料のことです。

化成肥料は肥料成分の合計量によって15%以上30%未満の普通化成肥料と30%以上の高度化成肥料とに分けられます。


例)
チッソ リン酸 カリ 成分
合計値
区分
8% 8% 5% 21% 成分合計が15%以上30%未満なので普通化成肥料
14% 14% 14% 42% 成分合計が30%以上なので高度化成肥料
袋

<<肥料袋の数字の意味>>

左からチッソ、リン酸、カリの順で含有率が表示されます。左の図の場合、チッソ、リン酸、カリが14%ずつ含まれていることを意味しています。
つまり、左の例では100gの中にチッソ、リン酸、カリが14gずつ、合計42g含まれると言うことです。




pen化成肥料が農家に届くまで

製造
肥料工場でチッソ、リン酸、カリの3成分を混合し、造粒して製品にします
矢印
出荷
できあがった化成肥料は袋詰めされ、全国に出荷されます
矢印
sehi
化成肥料は窒素、リン酸、カリの3要素をバランス良く含んでおり、最も扱いやすく、しかも安価で、安全な化学肥料です。
(1) 化成肥料の品質として必要なのは、主に次の三つです。
a. 有効な成分が、きちんと含まれている。
b. 有害成分がない。
c. 物理性がよい(肥料の粒が丸くそろっていること、適度な硬さで壊れないなど扱いやすいこと)。
(2) 化成肥料は、安価で、成分含量が高く、品質が安定しており、輸送・貯蔵・施肥などのコストも安い。農家のかたが必要なときに必要な銘柄をいつでも確実に届けられる。
(3) 以上のような特徴のほか、化成肥料は含んでいる窒素、リン酸、カリの割合を変えることにより、作物の種類や品種、土壌などに最も適した銘柄が揃っていることから、日本で一番多く使われています。
(4) 化成肥料には、時代や農家の方々のニーズに沿った機械施肥に適した肥料や、環境により優しい緩効性肥料、省力に役立つ水田の水口施肥用肥料など機能性の高いものもあります。


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