化学肥料Q&A



質問 U-2.

日本では化成肥料が一番多く使われているそうですが、化成肥料ってどんなものですか。

肥料成分を一つだけ含む肥料を単肥といい、三要素を2成分以上含む肥料を複合肥料といいます。複合肥料には、原料肥料などを造粒あるいは成形したり化学的操作を加えて作られる化成肥料、単肥を単に混ぜた配合肥料、液状複合肥料などがあります。

図B125

 肥料成分を1種類しか含んでいない単肥では、必要な成分を含む肥料をそれぞれ別々に買って配合する必要があります。また一般に、単肥は副成分が多く有効成分が比較的低いのです。化成肥料では副成分が少なく有効成分が多いために、少ない施用量で同じ効果を上げることができます。例えば、肥料袋1袋(20kg)の中に硫安は4.2kgの窒素、過りん酸石灰では3.2〜4kgのりん酸を含んでいますが、化成肥料では1袋に6〜8kgもの三要素(窒素+りん酸+カリ)を含むのが普通です。成分が高いため、輸送、貯蔵、施肥のコストが安くなります。農家は自分で配合する必要がないことから省力になります。
 
化成肥料では取扱いが容易になるように粒状化してあり、吸湿や固結がないように工夫されています。そのため機械化施肥をする場合に特に有利です。水田では水面に浮き上がらないように改良されています。
 
肥効の点でも三要素をただ配合した肥料よりは有利な店があります。肥料成分が共存している効果で植物により吸収されやすいことがあり、また副成分が少ないために施用土壌に対して悪影響を与える程度が小さくなります。
 最近では、作物、土壌、地帯別に用途に合わせて多くの化学肥料が出されており、また肥効発現速度を調節する工夫もされるなど、農家の要望に応えています。

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