化学肥料Q&A


質問T-3. 肥料の原料は何ですか。資源がなくなることはないのですか。

肥料の原料は、石油・石炭などのエネルギー原料、リン鉱石、カリ鉱石などです。国産の原料はほとんどなく、輸入に依存していますので、肥料の効率を高くし有効に使わなければなりません。

図F7

 窒素肥料の大部分はアンモニアが原料です。アンモニアは大気中の窒素と水素を高圧下で反応させて作ります。窒素は無尽蔵ですが、水素を作るためにはエネルギーが必要です。今は天然ガスが主な原料です。石炭・石油・余剰電力などを使うこともできますが、コストが問題です。
 リン酸肥料の主原料はリン鉱石です。日本にはありませんので、すべて輸入しています。これまでアメリカ(フロリダなど)からの輸入が多かったのですが、資源が枯渇してしまい最近ではアメリカからの輸入はできなくなりました。今はモロッコ、中国、ヨルダンなどから輸入しています。リン鉱石については、資源の枯渇と産出国が限られているのが問題です。
 カリ肥料の原料はカリ鉱石です。日本にはカナダからの輸入が多くなっています。これも産出国が限られるのが問題ですが、資源の量についてはリン鉱石ほど問題はないようです。
 有機質肥料も輸入が多く、ナタネ油かす、骨粉などの輸入依存度は高くなっています。リサイクリングの見地から有機質肥料をもっと利用することが望まれていますが、コスト、品質などに問題があります。

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