化学肥料Q&A


質問 T-4.

肥料の三要素とは何ですか。三要素以外にも必要な成分がありますか。

肥料は植物の栄養になる物と土壌の酸性を直す物があり、そのために役立つ成分が含まれています。植物の栄養となる物には、窒素・リン酸・カリの肥料三要素のほか、二次要素、微量要素などがあります。

図C41

 肥料とは、土壌あるいは葉面に散布して植物の栄養となる物をいいます。植物の生育にどうしても必要な元素(必須元素)は普通16種類(植物によってもっと多い場合もある)ですが、植物がこれらを必要とする度合いにしたがって、三要素(窒素・リン・カリウム)、二次要素(カルシウム・マグネシウム・硫黄など)、微量要素(マンガン・ホウ素など)に分けて考えることができます。
 日本では、植物の栄養となる物の他に、土壌の化学性を変える物、具体的には土壌の酸性を直す石灰質資材も肥料に加えています。石灰を施用すると、アルカリ効果によって有機物の分解が促進され窒素的な効果が現れるために、窒素肥料が不足した時に石灰を施用した歴史があることを反映したものでしょう。
 なお植物体の有機物には炭素・水素・酸素が多量に含まれますが、これらの原料は空気中の二酸化炭素と水ですので、これらは肥料の対象とはしません。
 また植物の生育は植物ホルモンなどの作用によって促進されることが知られていますが、これらは植物生育調節剤に分類され肥料としては扱いません。
 肥料以外にも土壌に施用する物がありますが、土壌の物理性や生物的性質を変える物は土壌改良資材ですし、殺虫剤や除草剤はもちろん農薬です。

TOPメニューへ><前の質問><次の質問><Q&Aメニューへ