化学肥料Q&A


質問W-2.

農業は日本にとって必要なのでしょうか。必要であれば、これからどうすれば良いのでしょうか。

必要最低限の食料を生産するために、そして国土や環境を守るために、21世紀に向かって、日本の農業の役割は一層重要になります。国民にそれを理解してもらわねばなりません。

C36

 農業が衰えて食料を外国に依存するようになった国が、いずれ衰退して行くことは世界の歴史が示しています。いま日本は食料を自由に世界中から輸入していますが、これは長くは続きません。
 雨が多く山頂から海までの距離が短い日本では、森が水を貯え水田が流れを弱めて、降った雨が一時に川に流れ込むのを防いでくれます。雨水は地下水に水を補給しながら、ゆっくりと海に達します。川の上流の山村に人が住み農業が営まれていれば、森林の手入れや耕地の管理を通して山崩れなども減らせます。日本では雨が多いにもかかわらず、森や水田のおかげで土壌浸食はあまり問題になりません。

 国民の大多数は、安全な食料の安定した供給を望んでいるのですから、最低限の食料自給についての理解は得られるでしょう。その上で、国土の土地利用の考え方を整理して確保すべき農地を明確にし、農業も若い人達に魅力あるものに変えて行かねばなりません。新しい技術の開発も重要ですし、意欲のある人に道を開く規制緩和も必要でしょう。
 基本的には、経済性、効率、というこれまでの価値基準を見直すことから始めなければならないかも知れません。

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